呼吸について知ってますか?!
西京区 桂にあるしせい整骨院です。
今日はまた寒の戻りで、冷えますね….
寒いと肩をすくめてしまい、縮こまってしましますよね。
今日は、大事な呼吸について、お話ししたいと思います。
呼吸の仕組み
肺は、胸郭という骨格(肋骨や胸郭、胸椎)に囲まれた臓器であり、
底面は横隔膜という横紋筋に接しています。
また肋骨の間には、外肋間筋(胸椎側~肋骨軟骨結合部まで)と
それと交差する内肋間筋(胸骨側~肋骨角まで)があり、
これらの筋肉が呼吸の運動に大きく関係してくるのです。
吸気時には、外肋間筋が収縮することで、肋骨の間の距離が短くなり、
上下に並んだ肋骨は、上方に持ち上げられるように引き上げられます。
一方、ドーム状に胸腔側に突出している横隔膜は、収縮により下方に引き下げられます。
このとき、胸腔内の横幅、縦幅ともに増大しているため胸腔内の容積は増えて
胸腔内の陰圧が強くなるのと同時に、肺胞内は大気圧より圧が低くなります。
そして、圧が大気圧と等しくなるまで肺胞内に空気が流れてくるため、
これが吸気となるのです。
肺胞内圧と大気圧が等しくなると、外肋間筋と横隔膜は収縮をやめて、
肺は自らの弾性で空気を押し出していき、これが呼気となります。
このため呼気は、筋力の使用もなく努力もいらない運動であるが、
努力呼吸時や深呼吸時には、腹筋や内肋間筋が働くのです。
「さあ、深呼吸して」――。そういわれたら、ゆっくり深く、息を吸い込んで
吐き出すことができますね。また、ほんの短い間なら、私たちは水中で
呼吸を止めることさえ、できてしまいます。
心臓の収縮に関しては、意識して早くしたり遅くしたりすることはできませんので、
意識で調節できるというのは、呼吸の大きな特徴の1つです。そして、これには
肺の運動をつかさどる、いくつかのメカニズムが関係しています。
肺は空気の出し入れで伸びたり縮んだりするように思われがちですが、
実際はそうではありません。肺そのものに自動的に動く仕組みはなく、
肺を収容している胸郭(きょうかく)の容積が変化することで、
間接的に伸ばされたり、縮んだりしているだけです。
胸郭の容積を変化させる方法は、大きく2つあります。
①外肋間筋(ろっかんきん)を使う方法⇒胸式呼吸
外肋間筋が収縮すると、肋骨が持ち上がって胸郭が前後左右に拡大、
これによって肺は伸ばされ息を吸い込むことができる(吸気)。
反対に、外肋間筋が弛緩して胸郭が縮小すると、それによって息を吐き出すことができる(呼気)
②横隔膜(おうかくまく)を使う方法⇒腹式呼吸
横隔膜が収縮すると、下に降りて、胸郭がそれに伴って上下に拡大し、
外気が取り込まれる(吸気)。横隔膜が弛緩して胸郭が狭くなると、
息を吐き出すことができる(呼気)
通常はどちらか一方ではなく、外肋間筋と横隔膜、両方の働きによって呼吸運動が行われています。
呼吸の仕組みは、なんとなくご理解いただけましたか?
毎日、何気なくしているものですが、深い呼吸をできることは
とても幸せなことです!
息(いき)をするという事は、生きる(いきる)ことと直結して
いるからです。
今日からは、腹式呼吸で深い呼吸を意識して、酸素が体に行き渡るような
呼吸をしましょう(*^^)v
深い呼吸がしづらい、最近呼吸が浅いと感じる人は、要注意ですよ!!
呼吸筋が正しく働いていない可能性があります。
体の事で、何かお悩みがあれば、しせい整骨院にご相談下さい。