どうして左右差の無い顔を美人と感じるの?
こんにちは、京都市西京区 阪急桂駅西口のしせい整骨院です。
今回は顔の左右差についてです。
何を美人顔というかは好みや流行によって変わりますが、変わらないことも多々あります。
例えば、その一つに顔の左右差が無いということも挙げられます。
これは、動物的な本能により「健康であるかどうか」を顔で判別しているからだと言われています。
痛みで顔が歪んだり、病気や麻痺によって顔に左右差があるのか無いのかを本能的に見分けようとしているそうです。(良い遺伝子を見分けている)
ただ、これに関しては昨今「脳が楽に認識できるから」ではないかという説も出てきているようです。
「脳の認識が楽」というのは、人間の目は写したものの情報(受け取った刺激)を脳に送りそれを映像として認識(情報の取り込み)をしています。
ですが、これはものすごく労力を使います。
脳がやらなくてはいけないことは、目からの情報処理だけではなく耳からや皮膚からなどの情報もありますし、その他の指令も出さねばなりません。
そのため、なるべく省エネでいたいのです。
なので特に目からの情報は片目がもう片一方の映像を補完する機能があります。
「実は片目の視力が落ちていたけれど、もう一方の目で無意識に補完していたので気付かなかった…」というような話を聞いたことがありませんか?
つまり、目からの情報は全てが正確なのではなく、ある程度情報処理したところから推測して作り上げている場合もあるのです。
ですので、左右対称のものは片側を認識するともう片側の情報処理をする手間がはぶけます。
それが「何となく楽」⇒「何となく好ましい」につながっているのではないか…という話です。
ちなみにこれは人と人の間だけのことではなく、人が建造物などを見た時や、昆虫が蜜を吸う花を選ぶ際などにもみられる現象だそうです。
芸術や一部の髪形でアシンメトリーが良いとされるのは、それが「見やすくないからじっくり見る」=インパクトを残すためでしょう。
髪形や服装で、わざとアシンメトリーをおしゃれにしている方はいらっしゃるかもしれませんが、お顔をわざと非対称にしたいという方は少ないはずです。
人間には生まれつきある程度の左右差はあります。
ですがこれは、かなりじっくり見ないと分からないレベルの話が大半です。
(左右差のない、レアなケースとして女優の香椎由宇さんが知られていますがこんな人は100万人に一人といわれています。)
ただし、じっくり見なくても即座に分かるレベルのゆがみならば、それは他の要因からきている場合が大半です。
その中でも一番は表情癖です。
自分ではそんなつもりはなくても、意外と左右差やたるみの原因になる表情癖をお持ちの方は多いものです。
これをチェックするのに一番良いのは、誰かと話しているところを動画で撮ってもらう方法です。
写真のような静止画だと、どんなゆがみがあるかは分かりますが原因がなんなのかは分かりません。
ちょっとショックな方法ですが、現状を把握するのはこれが一番良い方法です。
ただ、すぐにそんなチェックができない!という方はこういった方法もあります。
眉あげチェック
片方の眉だけを上げることはできますか?
難しいようでしたら、上げない側を軽く指で押さえてもらってもかまいません。
上げにくい側と全然上げられない側があるかもしれません。
上げられない側、全体の筋肉が使えていない可能性大です。
口角上げチェック
口角を上げたままで話すことはできますか?
これができていないと、頬から下の筋力が低下しています。
筋力が低下すると、使いやすい方向ばかり使うため左右差が生じやすくなります。
また、たるみの原因にもなります。
この2つは鏡を見ておこなってください(*^。^*)
しせい整骨院では、こういった左右差に関してフェイシャル矯正という専門治療をおこなっています。
もしもお困りでしたら一度ご相談下さいね!