頭痛でお悩みの方は姿勢に注意
こんにちは、京都市西京区 阪急桂西口のしせい整骨院です。
今回は、頭痛と猫背の関係についてのお話です。
天気が悪くなると頭痛がひどくなる
デスクワークが続くと頭痛や肩こりが出る
生理前になると頭痛が出てしまう
など、思い当たることはないでしょうか?
頭痛はかなり細かく分類されますが、主に急性の頭痛と慢性の頭痛に分けられます。
急性のものは脳出血や脳梗塞など、命の危険があるもので「金属バットで殴られるような」と
例えられるほど急激な痛みが特徴です。(そうでない場合も中にはあります)
また、吐き気・嘔吐や手足の痺れや感覚のマヒ、発熱や失禁などが
数日間のうちにあらわれることもあります。
「ずっと悩んでいる」「前から繰り返している」という場合には、
これはほとんど当てはまりませんのでご安心ください。
(※既往歴や飲んでいる薬などの影響などから、そのような疑いが強い場合は
専門医の受診をおすすめします)
では、慢性の場合はどのようなものがあるでしょうか。
①偏頭痛・・・片方のこめかみや目のあたりがストレスなどを感じるとズキズキと痛む。
②緊張性頭痛・・・肩や首から頭の後ろ側にかけて締め付けられるように痛む。
③群発性頭痛・・・原因不明に片目の奥付近が激烈に痛み、1ヵ月ほどそれが続く。
大まかにわけてこの3つです。
この中で、姿勢が原因になるのは②の緊張性頭痛です。
緊張性頭痛は、肩や首の筋肉がこり固まって脳への血流を慢性的に圧迫してしまうことから起こります。
この、慢性的なコリの原因になるのが猫背などの姿勢です。
猫背のように頭が前に飛び出せば飛び出すほど、肩や首へかかる負担は増していきます。
通常ですと4~5㎏(頭の重さ)ですが、猫背の方の平均でだいたい15~20㎏くらいの
負担になってしまっています。
15~20㎏というと、お米の袋が両肩にのっかかっているようなもの。
当然、肩の筋肉に過剰な負担がかかって痛みが出てしまいます。
どのラインが基準になるかというと、横から見た際に「くるぶし、膝の横側、股関節、肩、耳を結んだ線」が一直線であることです。
これより頭が前に入っている場合は注意してください。
逆に、これらを一直線にした時に
「どこかが痛くなる」「しんどくなる」
「5分以上この姿勢を保つのは難しいと感じるor保つのに労力が必要と感じる」ようであれば、
問題があると思われます。
問題とは、「体に良いといわれる姿勢を保持する筋力がなかったり」、
骨盤や背骨にゆがみが生じていて、「正常な立ち姿勢を異常と体が認識してしまっている」
という点です。
この状態では、筋肉が緊張してしまい、より頭痛が起きやすい身体になってしまっていることが考えられます。
ですので、猫背の方や、自分で正常な姿勢を保持できない方は要注意!!
一度、ご自身の体がどういう状態にあるのか、姿見などで確認してみてくださいね。
姿勢の保持を頑張ってみて、頭痛の改善が行われない時は、いつでもご相談下さい!