猫背と顔のほうれい線の関係
こんにちは、京都市西京区 阪急桂西口のしせい整骨院です。
みなさん、猫背になると顔のほうれい線が深くなるってご存知ですか?
顔のたるみと姿勢には密接な関係があります。
まず、良い姿勢と悪い姿勢はきちんとした基準があります。
横から見たときに、くるぶし~膝のお皿のやや後方~股関節の出っ張っているところ~方の付け根~耳を結んだ時に、まっすぐの線になって欲しいのです。
これがガタガタとしていると、姿勢が悪いということです。
また、骨盤がどれくらい前に傾いているかというのも重要で、一見まっすぐに立っているように見えても、骨盤の角度がおかしい「隠れ猫背」も存在します。
ですから、姿勢が正しいかどうかを見るときは「基準の点がどれくらいまっすぐか」と「骨盤の角度が正常な範囲か」の2つを確認しなければいけません。
(しせい整骨院では、猫背の矯正施術の前に検査をして、姿勢の悪さの度合いを患者さんと一緒に確認しています(●^o^●))
そして、これがほうれい線や顔のたるみにどう関係があるかというと、
①顔や首の筋肉が固くなり縮む
②首の筋肉が緊張し、顔への血流が悪くなる
③頭の重み+αが顔面の筋肉にかかることになる
というように、様々な原因となってしまいます。
①顔や首の筋肉が固くなり縮む
筋肉が血行不良を起こし、固くなると筋肉は縮こまります。
これがいわゆる「コリ」ですね。
顔の筋肉は他の筋肉と比べて少し特殊で、皮筋と呼ばれるものになります。
筋肉は通常、骨から骨にくっつくのですが、顔は骨から皮膚にくっつきます。
そうすることで、筋肉が伸び縮みをした時に皮膚が動いて表情が生まれるのです。
ですから、表情筋にコリがあると、皮膚が引っ張られっぱなしになってしまいます。
骨と違って皮膚には強く支える力はありませんし、顔の皮膚は非常に薄いのでかなり負担になります。
これがたるみの第一段階です。
筋肉の中には、鎖骨あたりから首を通って顔にくっつくものもありますので、これが固く縮んでしまうと「顔面に両手をぴったり当てて、それを下にグイッと引っ張られているような状態」になってしまいます。
四六時中、顔を下に引き下げられているなんてゾッとしますね(+_+)
②首や肩の筋肉が緊張し、顔への血流が悪くなる
猫背になると、首にものすごく負担がかかります。
どれくらいかかるかというと、平均して15㎏~20㎏くらい肩と首、お顔に負担がかかります。
(正しい姿勢だと、頭の重さの5㎏だけでOKです)
お米の袋を両肩にかついでいるような状態ですから、とんでもない状態ですよね。
そうすると、物理的に首の血管が圧迫されたり筋肉に負担がかかって固くなり、それが血管を圧迫したりします。
そうすると顔の筋肉が凝り固まり、皮膚だけでは支えきれなかった重みがたるみになります。
③頭の重み+αが顔面にかかることになる
頭の重みは約4~5㎏あります。
姿勢よく立っている・座っている状態だと、この重みが首の骨から背骨にかけてかかります。
骨はもともと身体を支えるためにあるものですから、重みには強いつくりになっています。
ですが、これが姿勢が悪い状態ですと、骨の上にうまく重みが乗ってくれません。
そうなると、顔の筋肉や皮膚にその重さがのってくることになります。
もちろん、すべての重さではありませんが、骨や背中などの筋肉と比べると顔の皮膚や筋肉が耐えられる重さなんてたかが知れています。
真下を向いて鏡や写真を撮ると、お顔はすごくたるんだ嫌な写りになりますよね。
あれは、重力に皮膚が引っ張られているからです。
それと同じことが長期にわたって起こっているということです。
当然、顔の皮膚や筋肉は耐え切れずにたるんでしまいます。
たるみの第一段階は、このように筋肉の問題から起こることが大半です。
もっと悪化すると、皮膚の真皮層が伸びてしまったりします。
そうなると、美容整形などでも治すのに時間がかかるようになってしまったり、完全に元に戻るのは難しくなってしまいます。
逆に言えば、ほうれい線やたるみでお悩みの方も、姿勢を改善することで悪化を防したりお顔のたるみをよくすることが可能です。
もしお悩みでしたら、一度しせい整骨院にご相談くださいね(●^o^●)